私が公立中学校へ転校した中学二年生の時、私は確かにキモヲタだった。 どれくらいかというと、う⚫︎プリの筆箱を使い、アニメキャラのあしらわれたリュックで学校に通っていたぐらいだ。 そう、キモヲタ。そしてデブ。そしてキモい。醜悪という言葉が似合う…
今日は、私の不登校から脱した経緯を話そうと思います。 ある日の昼下がり。 長い間の引きこもり生活の中で、私は昼夜逆転という望まぬ生活様式を手に入れていた。そのおかげで、朝の忌々しい学生たちの通学声などからは逃れることができたが、私が起きる3時…
ともことの思い出では多いけれど、一番記憶に残っている某餃子タウンの話をしようと思う。 まず、その日の私たちはおかしかった。 自担のグッズを買うために人を殺す勢いでいた。 (ちなみにだが、私の当時の自担はバスケ部兼ウザモデルと、高スペック鬼畜眼…
ある日、小学校の頃の級友から連絡が来た。 しかも、深夜の4時である。普通の中学生はこんな時間はばかみたいによだれ垂らして寝ているはずである。引きこもりで昼夜逆転していた私は、少し勘づきながらすぐさま返事を返した。 『あのさ、たなかにあいたいん…
東京都の23区のうちの一区の某所。そこに、75kgほどに肥えた引きこもりクソニートがいた。 そのクソニートがやっていたことは、もっぱらホモか秋葉原散策だった。クソニートに渋谷に行く勇気はなかった。 けれど、秋葉原に行くには渋谷を通らなければならな…
今更ながら白状するが、私は中学校を二つ経験している。 私立の女子校と、公立の共学である。ざっくり私の中学生時代を紹介すると、 秘密の花園と呼ばれる女子校に入学するが、最初の3ヶ月だけ通った後に一年引きこもり、あるきっかけで共学への転校。である…
クソババアは私が期末テストを蹴ったことを知った次の週も来た。だけれど、毎週チクチクと私の胸を刺してくるクソババアの小言にはもううんざりだった。 もう声を聞くのも嫌で、消しカスを耳に詰めたこともあったぐらいだ。(通気性が良かったので、普通に聞…
クソババアは、私がすっかりテストサボりのことなどを忘れていた頃にやってきた。 そう、地獄の週末がやってきたのだ。 人は、日曜の夜にサザエさんを見ると明日来る月曜の存在を思い出して鬱になるというが、私は違った。 某・音楽駅という番組を見ると、明…
学校に連絡をしないで2日を過ごしてしまったのは、まぁこの際しょうがない。 気にしない。だって、クズだから。 でも、私はクズ以上にクズだから、連絡をしていないことに気づいていながらも、なお連絡をとらなかった。 なぜかって? それは、謝りたくない…
私は、クソババアにテストを受けれなかったことを言えないでいた。言ったら最後、命の灯火が蝋ごと握られるような未来に思えたからだ。だけど、私はポジティブシンキングを忘れなかった。期末テスト初日はダメだったものの、次日のテストで頑張ればいいじゃ…
クソババアは私の夏休みをきっちりと全て奪い去った。3日に一回は来て、私の学習ペースを見ては説教、説教、説教。ほどなくして、説教から逃れるために私は宿題として出されたものの答えを解答から丸写しするといい暴挙にで始める。家庭教師は何も言わずに、…
今回は、めげないへこたれないなかないクソババアを上半期の間、どう避けてきたかである。私は上半期の中期頃からクソババアの説法に耐えられなくなり、突如「高校は美術学校に行くから!!!」と叫んだ。幸いにも、新宿の方に公立の美術高校があったためそ…
春。中学三年生の春。受験まではまだ遠い。けれど受験という言葉を嫌でも意識させられる時期。私は能天気に鼻くそをほじっては、「大きいの取れた!今日はいいことあるぞ!」なんて考えていたものだった。そんな平和ボケした私に悪魔が訪れた。そう、前述し…
高校生になった。人生の絶頂期と言ってもいい。どうやったって溢れ出る若さを隠すことはできなくて、生足を晒しても苦虫を潰したような顔などされずに、むしろ舌なめずりをされるような、そんな対象に私はこの春、なったのである。なったはずだった。でも、…